会話の中で、英語がスラスラ言えないのが悩みです。
英語で独り言を言うだけでも話せるようになるのかな?
もしそうなら、どうやればいいか、やり方も知りたいです。
今回は、こういった悩みにお答えしていきます。
この記事の内容
- 英語で独り言をすると話せるようになる
- 具体的な独り言のやり方
この記事を書いている私は、独学で英語を学び、TOEIC 950点を取りました。
現在、外資系企業にて英語を使って仕事しています。
ネイティブとの会話で、言いたいことを英語で言えないのはもどかしいですよね。
私も同じことで悩み、毎日英語で独り言をする練習を半年ほど続けてみました。
結果、個人的には非常に効果があり、頭の中であれこれ考えなくても自然と英語が出てくるように。
そこで今回は、独り言を通して英語がスラスラ話せるようになった体験談を説明していきます。
また、私がどのように独り言を実践したのかも併せてご紹介します。
目次
・1.英語で独り言をすると、話せるようになる
英語の独り言を毎日、半年間続けた結果、英語がスラスラ話せるようになりました。
どんな変化があったかについて、具体的に私の体験談を紹介します。
・よく使うフレーズを早く言えるようになった
何度も同じフレーズを口に出しているうちに、あれこれ考えず、早く言えるようになりました。
もちろん、初めて使う表現のときは、「これでいいのかな?」と迷いがあったり、喋り方もぎこちない感じ。
でも、繰り返していくうちに、自然と無意識で口が動くようになりました。
・発音がよくなった
特に意識しなくても、正しい発音で話すことができるようになりました。
例えば、"the"は次に来る名詞が母音で始まるときは、「ザ」ではなく、「ディ」にする、といったこと。
こういった細かいことも、「間違える度に言い直す」の繰り返しで、正しい音で話すことに慣れました。
他にも、次のような発音のルールに沿って、正しく発音できるように。
- リンキング = 単語をつなげて発音する
- リダクション = アクセントがなところは発音しない
- フラッピング = [t]をラ行の音に変えて発音する
ちなみに、こういった発音ルールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
-
英語の音声変化の3つのルールを説明【リスニング・発音に効果あり】
続きを見る
・使えるボキャブラリー・表現が増えた
どう言ったらいいかわからない、どんな単語を使えばいいかわからない時は、その都度調べます。
調べて、声に出す練習をしていくうちに、会話で使えるボキャブラリーが増えました。
覚えたのに忘れてしまったら、また調べて口に出す。
この繰り返しで、会話の中で話せる単語・表現が自然と増えたことを実感しています。
・オンライン英会話でもスラスラ話せるように
独り言を通して話すのがスムーズになると、オンライン英会話でもその効果を実感しました。
英会話では、独り言と違って、予期しない質問を受けることもありますね。
そんな予期せぬ質問にも、その場でどうやって表現すればいいか瞬時に思いつけば、スラスラ話すことができます。
独り言を通して、言いたいことを英文にする練習は何度も行うので、本番のオンライン英会話でも早くアウトプットできるようになりました。
・【番外】いつの間にか「読む・聞く」スキルも上達していた
独り言を通して、英語を「読む・聞く」スキルも気づいたら伸びてました。
英語がスラスラ言えるようになったぐらいのタイミングで、「そういえばネイティブに聞き返すことなくなったな」と気づきました。
海外ドラマも、確実に前より聞き取りできるように。
また、ほとんど読む練習は行っていなかったにもかかわらず、あきらかに読むのが早くなりました。
日本語の文章を読むのと同じように、読み進めていけば、スムーズに内容が頭に入ってくる感じに。
英語でアウトプットができるようになると、インプットの「読む・聞く」も同時に伸びるようです。
・2.具体的な独り言のやり方
ここでは、私が実践した「英語で独り言」の方法を説明していきます。
・毎日10分英語で独り言する時間を作る
毎日続けるのが大事。
ということで、無理なく毎日10分独り言をする時間を確保します。
サボらず習慣化していくためには、他の行動とセットで、予定を入れるのおすすめです。
例えば、「夜歯磨きをした後に、10分間独り言をする」といったように。
他の毎日行っているルーティンとセットにすることで、「忘れてた!」を防げます。
また、Googleカレンダーなどに、予定を入れておくのもおすすめです。
・スマホのタイマーで10分セットし、独り言を言う
スマホなどのタイマーアプリで10分計り、独り言を言います。
独り言ではどんなことを話せばいいんだろう?て感じだと思いますので、
話す内容の具体例をご紹介します。
独り言の内容の具体例
- 今日あったこと
- 今の気分とその理由
- 自分の趣味の進捗(ピアノ、プログラミング、ブログなど)
- 悩んでいること
- 嬉しかったこと
- 今読んでる本の感想
- 映画の感想
- ムカついたこと
イメージとしては、親しい友達に聞いてほしいことを一人でぶつぶつ話していく感じ。
日本語でも、「ちょっと聞いて!」と思わず話したくなるようなことが、英語でも話しやすいです。笑
・独り言の具体例:映画の感想
一例として、最近見た映画について感想を言う例をご紹介します。
I'm feeling good because I watched a great movie on Netflix.
(今とってもいい気分で。ネットフリックスでいい映画を見たんだよね)
The movie is "Wonder". It's an emotional family drama.
(「Wonder」っていう映画で、感動的な家族ドラマなの)
This movie is about a boy with facial differences.
(顔の形が変形している男の子についての話で)
He has been home-schooled, but his parent decided to enter him at a school.
(その男の子はずっと家で勉強をしてたんだけど、両親が彼を学校に通わせる決意をするの)
Because of his different appearance, he faces difficulties, such as bullying, ignorance from other students at first.
(他の人と違う見た目が原因で、最初は他の生徒からいじめられたり無視されて、大変な思いをするの)
But after that, he makes good friends and the ending of the film was so emotional!
(だけど、次第にいい友達もできて、最後はすごい感動的な終わり方をする映画なんだ)
・コツ:理由や補足説明を加えて、できるだけ英文を長くする
最終的に、会話の中で具体的な話を英語でできるようになりたいですよね。
そのために、独り言でもできるだけ理由や説明を加えることを意識しましょう。
例えば、英文を「なんで?」でつなげていくとやりやすいです。
I'm so tired today, because ...
(今日は疲れちゃって。というのもね・・)
また、いったん話題にしたことや出来事について、補足していくのもいいですね。
次のように、まずは出来事について伝えて、どんどん短めの文章を足し算して情報を追加していきます。
I started to work on a new project recently. It's about promoting new products for our customers.
(最近新しいプロジェクトが始まったんだ。そのプロジェクトは、顧客に新しい製品を販促していくためのもので)
And I was assigned as a project leader. I'm a little nervous about it.
(僕はプロジェクトリーダーに任命されたんだ。ちょっと緊張してる)
・わからない表現はいくらでも調べてOK
独り言の良いところは、わからないことは好きなだけその場で調べていいってところ。
話しを聞いてくれる人がいないので、気にせずいくらでも調べてOK。
・間違えたら言い直せばOK
また、いくらでも間違えていいし、その場でミスに気づいたら言い直しましょう。
「ミスに気付く → 正しい言いかたに直して話す」
習得したいのは、当然正しい表現の方法だからです。
本番の英会話に向けて、練習の独り言では、正しいフォームを身に着けることに集中しましょう。
・3.まとめ
いかがでしたか?
英会話で独り言というと、少しつまらなそうな印象を持たれるかもしれません。
でも、話しを聞いてくれる相手がいない分、誰にも気を遣わずに、アウトプットの練習がいくらでもできます。
「話す練習がしたいけど、時間や話し相手を確保する余裕がない」、という人にぜひ試してもらいたいです。
コツコツ続けていけば、確実に英会話力の筋トレになりますので、「毎日10分の独り言」を習慣にしましょう。