英会話の独学勉強法 単語

効率的な英単語の覚え方【もう英会話で頭を抱えない!】

かなこさん
単語の意味を知っているのに、なぜか会話の時に出てこない・・

 

会話の中で使いたい単語が頭に浮かばないのは苦しいものですよね。

ちなみに私も、意味を知っている単語のはずなのに実践の会話の場になると「あれ、なんだっけ」と頭を抱えていた経験があります。

 

そこで今回は、「英会話の時に英単語を使えるようになるためには、どうやって英単語を覚えればいいのか?」について解説したいと思います。

・1. 単語帳で暗記しても会話で言えるようにならない

英会話で使えるようになりたいなら、英単語を単語帳で覚えるのはオススメできません。

理由は、忘れてしまうし、実際に会話で使うときに出てくるのに時間がかかるから

単語帳で覚えた英単語を思い出すときに、私たちの頭の中の様子を見てみましょう!

 

このように、単語帳では英単語に対して、日本語の意味とイコールになるようにセットになっている。

そうすると、頭の中では「Tediousという英単語=退屈な」という風に、あくまで文字列としてインプットされます。

いざ会話になったとき!頭の中で「つまらないって言いたい・・。なんだっけ、なんだっけ」と日本語の意味に対して、英単語を検索しようとして時間がかかる・・・。

 

まとめ!単語帳を使って、英単語を日本語に置き換えて覚えてしまうと・・・。

  • どうしても日本語経由で覚えてしまう
  • 会話で使いたいとき、出てこない or 時間がかかる

 

・2. 英単語は経験を通して体得するのがベスト

ねこさん
単語帳を暗記してもなかなか話したり、書いたりするときに使えるようにならないんだね。じゃあどうやって単語は覚えたらいいの?

 

英単語は、経験して覚えてくのが一番記憶に残るよ。実際に自分で話したり、会話の中で聞いたりして覚えればいい
ひとみ

 

・実際の会話の中で使える単語を増やそう

 

英会話のために単語力を予めつけておきたいのに、その実践の場とも言える英会話の中で増やすの?と、突っこみたくなる人もいるかと思います。

ですが、実際に私はTOEIC 950点を取得したにもかかわらず、簡単な単語すら会話で思い出せないことが多々ありました。

その後、毎日仕事で英語を話す、プライベートでも外国人と話す機会を増やした結果、驚くほど会話で使える単語数が増えました。

 

やはり会話などのアウトプットで使える単語数を増やす場合は、アウトプットを通して体にしみこませていくのが一番深い記憶方法になります。

では、会話の中で単語を覚えていくコツをご紹介します。

 

コツ①:会話で積極的に失敗する!

英語で頑張って言いたいことを伝えようとしたのに、うまくいかなかったときって、落ち込みますよね。恥ずかしいですよね

できれば避けたい事態と思われるかもしれませんが、実はこの失敗体験こそ英単語を覚えるのに、素晴らしいチャンスなんです。

 

外国人と話してる時、言いたいことが出ない・・悔しいし、つらい

ですが、後で「あの時こういえばよかったのか!」と悔しい気持ちと一緒に覚えた単語・フレーズは忘れません!

 

人間は、つらい状況、プレッシャーがかかっている状況だからこそ深く学習して、その時の知識が定着するものです。

「なんて言うのかわからない」、「緊張する」状況こそ英単語を定着させて、次の使えるようにための絶好のチャンス。

 

コツ②:感情をイメージする

 

会話の中では、自分に起きた体験と一緒に、その時の感情について、ジェスチャーや表情付きでお話してもらえることがよくあります。

そんな時は、お相手の表情やその時のエピソードと絡めて、感情をイメージしながらセットで単語を覚えちゃいましょう。

 

例えば、職場の怖い同僚について英語で会話していたとします。

 


 

Mr. Tom
Yesterday, I accidentally bumped into a colleague in the office. After that he glared at me... I was petrified!!

(昨日、オフィスでうっかり同僚にぶつかってしまって。そのあと彼に睨まれてさ。。。とっても怖かった!)

 

That's too bad! (大変だったね!)
ひとみ

 


 

と、ここで出てきた「I was petrified」ちょっと聞きなれない難しい表現ですね。

もし単語帳で"Petrified"を単体で覚えようとしても、なかなかイメージが膨らまず、記憶に残りにくいです。

一方、上記のように会話で、「こんなことがあってさ~」というエピソードがあって、それで「I was petrified」を相手の怖がってる表情やジェスチャーも併せて聞くと、記憶に残りやすいんです。

 

 

こういう状況で、「"I was petrified"と言えばいいのか」と脳が認識します。

「怖かった~」のぞっとする感情をイメージしながら単語をインプットすると定着率が高まります。

 

コツ③:わからない単語は言い換えで表現する

 

会話をしていて、「あー、あれなんて言うんだっけ・・」と突然思い出せなくなること、ありますよね。

そんなとき、他の知ってる単語で言い換えて表現することが出来ます。

 

例えば、"Sore Throat" (喉の痛み)という表現を忘れしてしまった時は、次の例のように"My throat is dry and feels painful"でOK。

 


 

ひとみ
I went to Karaoke yesterday, and I sang more than 3 hours alone. My throat is dry and feels painful.

(昨日カラオケに行って一人で3時間以上歌いました。それで今喉が乾いてて、痛いんです)

 

Mr. Tom
I see. You have a sore throat! You sang too much, haha!

(あぁ、喉が痛いんだね!歌いすぎだね。笑)

 


 

"I have a sore throat"という表現を忘れてしまっても他に簡単な言い換えをすることで、会話を続けることはできるんです。

また、ここで思い出した"Sore Throat"もこれを機に前よりも頭に定着しました。

 

忘れちゃっても、何ていうかすぐに頭に浮かんでこなくても焦らない焦らない。

どうにか他の表現で伝えられないか・・と試行錯誤しながら一つ一つ使える単語を増やしていけば大丈夫です。

 

コツ④:スペルは気にしない!音で単語を記憶する

単語を覚えるときは書いて覚えなさいと言われたことはありませんか?

私も同じ経験があり、愚直にひたすらノートに書いていた時期があります。

でも、書いたところで会話で使えるようになりませんし、そもそも今の時代スペルなんて完ぺきに覚える必要ありません

 

スペルがわからなくてもググればすぐわかるよ。

EmailもWordも大体のものはスペルチェックがついてるので、自動的にミスを見つけてくれます。自分でシビアに気を付ける必要もなし。

会話でスペルを完ぺきに覚えとく必要はもちろんありませんね?それより、会話ではお互いに"音"を聞いて内容のイメージを膨らませるもの。

 

会話の中で覚えたい単語があれば、とにかく"音"に注目です!どんなスペルだとか細かく覚えとく必要はありません。

 

Mr. Tom
I was surprised!

 

と聞こえたら、

なんか驚いた顔して"I was surprised!"って言ってる。驚いたときは英語でこういえばいいんだな。

 

と自然に会話の中でフレーズを覚えていきます。

何度か同じ単語や表現を聞いたり、自分で話したりしているうちに、自然と単語を使いたいときにその"音"が降ってくるように。

 

・3. 会話以外で単語を覚えるおすすめの方法

「自分で話せるようになる」「記憶に残る」単語の覚え方は、会話する場数を増やすのが一番。

ですが、なかなかネイティブと話す機会がない方もいると思います。

そこで、こちらでいくつかおすすめの単語の覚え方をご紹介します。

 

① Googleイメージ検索

単語は日本語を介さないで、英語のままイメージして覚えたほうがいい。

そこから派生して、Googleで英単語を検索してみて、画像を見る方法を紹介します。

 

試しに"Surprised"で検索すると、人が驚いていることが伝わる画像がたくさん出てきます。

"Surprised"の意味ってこういうことか」と手軽にイメージがつかめるので便利。

 

ですが、ちょっと画像で表現しにくい抽象的な単語だと適切な画像が出てきません。

そんなときは諦めて、以下の点を意識して覚えてみることをお勧めします。

 

英語で英単語を説明してる辞書を使う(ネットの辞書でもOK)

 

英語の辞書だと、説明も英語で書かれているので言い換えを知ることが出来るのがいいところ。

例えば、Cambridge Dictionaryでsurprisedを検索すると、こんな感じで出てきます。

surprised

feeling or showing surprise because something has happened that you did not expect: (単語の説明)

(ここから例文)
We were very surprised at the result.
It's not like you to behave like this, Alice - I'm surprised at you (= I feel disappointed with you)!
I'm not surprised (that) he didn't keep his promise.
I'm surprised to see you here.
I've managed to fix your car for now, but don't be surprised if it breaks down again (= it probably will stop working again).
She looked at him with a surprised expression on her face.

引用:Cambridge Dictionary

辞書でせっかく意味を調べたら、一緒に例文にも目を通してみましょう。

 

英単語は単体で使うのではなく、文章にして言いたいことを伝えるものです。

なのでこの表現今度使いたい!と思ったら、単語だけでなくフレーズごとインプットしてしまうのが吉です。

 

 

さらにいいのは、使いたいフレーズは口に出して発音すること。

会話で実際に使えるように、一人の時も声に出して発音すると口が自然と動くようになります。

 

また、フレーズの中の一部の単語を、自分の知っている単語や形容詞に置き換えて文を作ってみるといいです。会話で言いたいことを発信するためのとても良い練習になります。

 

辞書の訳を100%信用しない

単語は、文の中での使われ方によって意味合いが変わります。

なので、文の中にある単語を、そのまま辞書で検索しても、その意味が正しくないこともあるんです。

英単語の"mean"の例を見てみましょう。

 

この"mean"は「意味する」ということ。訳は(赤信号は「止まれ」という意味を表します。)

 

こっちの"mean"は「いじわるな」という意味。訳は(そのことで嘘をつくなんて君はいじわるだ。)

 

ということで、単語は文章での使われ方によって意味が変わってくるので、単語を調べるときは以下の点に気を付けましょう。

 

POINT

  • 英単語は文と一緒に覚える
  • 意味を調べるときは文章ごと確認する(わからなければ、 ネイティブに聞く)

② 好きな本・ドラマ・映画で覚える

 

英語のボキャブラリーを増やすのにおススメなのは、好きな本・ドラマ・映画を楽しむこと。

自分の好きな本や映画についてはある程度既に知識が入っているので、その知識と関連付けて英語を覚えることができます。

 

例えば、すごく好きな映画があって、もう何度も見てるから内容や好きなキャラクターがどんなセリフを言ってるか大体覚えてる方。

思い切って、字幕なし、英語音声で見てみるのがおすすめです。

 

 

映画1本分の長さは気持ち的に厳しい場合は、どこか好きなシーンを選んでやってみるだけでも十分効果があります。

自分が既に持っている知識と新しい知識(知らない英語フレーズ・英単語)を結び付けるには、すでに持っている知識が深いほどいい。

なので、理屈ではなく本当に好きなものを使って"英語のまま理解する"を目標に実施してみてください。

 

ひとみ
この辺のお話は以下の記事でも書いてますので、ご興味があれば併せて読んでみてください
おすすめ
「ビッグバン★セオリー」が英語学習に最適な理由【海外ドラマ】

続きを見る

 

・4.まとめ

まとめます。

「英会話の時に、すんなり思い出せる」効果的な英単語の覚え方はこちら。

 

まとめ

  • 会話の中での体験を通して体得する
  • 失敗を恐れずどんどんTryして、使える単語を増やす
  • 感情・エピソードをイメージして英単語と結びつける
  • イメージがわかない時はGoogleイメージ検索が使いやすい
  • 海外ドラマ・映画で楽しく覚える

 

失敗もまた語彙力を増やせる絶好のチャンス!

ということで、自分の知っている単語を使ってなんとか相手に伝えようとしてみてください。

疲れたり、つらい気持ちになるかもしれないですが、人間はなぜかそういうときの記憶って鮮明。

 

ひとみ
この性質を利用して、英単語をたくさん覚えてしまいましょう

-英会話の独学勉強法, 単語

Copyright© OKOMORI英会話 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.