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英語の時制を使い分ける簡単な方法【時制の基礎はたったの4つ】

 

ぺんぺん
英語の時制が、ややこしくてよくわからない。

誰か、使い分けのコツをわかりやすく教えてください

 

今回の記事では、こういったお悩みを解決していきます。

 

この記事の内容

  • 英語の時制4つを使い分ける方法
  • 少し長い英文の簡単な作り方
  • 細かいことにこだわらないほうが、英会話は上達する

 

この記事を書いている私は、独学で英語を学び、TOEIC 950を取りました。

現在、外資系企業にて英語で仕事をしています。

 

学校では「時制」について、たくさんの種類を学びましたね。

例えば、現在系、現在完了形、過去形、過去完了形、進行形、未来形など、数えれば10種類以上あります。

 

でも英会話では、たった4種類の時制を使いこなせれば、ほとんどの会話は成立します。

そこで今回は、英語の基礎的な時制「現在形」「進行形」「過去形」「未来形」の簡単な使い分け方を説明します。

 

会話で時制をしっかり使い分けできるようになるだけで、一気に英語らしい会話ができるように。

学校で習う「時制」とは違い、英会話で必要とされる「時制」はシンプルでわかりやすいので、ぜひ覚えてしまいましょう!

 

・1.英語の時制4つを使い分ける方法

 

・① 現在形

現在形というと、現在のことを表すと思うかもしれません。

でも実際は「普段いつもしていること・習慣」や「事実」を表現します。

 

・普段いつもしていること・習慣

例えば、"I go to the office by train"は「私は普段、電車で通勤しているよ」ということ。

他にもいくつか例を見てみましょう。

 

I listen to music every day.

(私は毎日音楽を聞きます)

 

She enjoys playing the piano.

(彼女はピアノを弾くのが好きです)

 

We cook every day.

(私たちは毎日料理をします)

 

このように、「いつも~している」「普段~だ」というニュアンスの時に現在形にします。

 

・否定文では「私は~をしない人」

現在形を否定文にすると、「私は~をしない人」と言い切っているイメージ。

 

I don't smoke.

(私はタバコを吸いません)

 

I don’t wash the dishes.

(皿洗いはしません)

 

He doesn't eat breakfast in the morning.

(彼は朝ご飯を食べません)

 

・「事実」

「普段していること」の他に、現在形では「事実」についても表します。

 

It usually rains every day here.

(ここではたいてい毎日雨が降ります)

 

It snows a lot in winter in Russia.

(ロシアでは冬に雪がたくさん降ります)

 

The earth goes around the sun.

(地球は太陽の周りを回る)

 

・② 進行形

進行形は、今まさに「~していることろ」、「一時的に~している」を表します。

例として、次の2つの英文を比べてみましょう。

 

1) We play soccer. (現在形)

2) We're playing soccer.(進行形)

 

現在形は、「普段いつもしていること」を表すので、1)の場合「私たちはいつもサッカーをしているんだ」というニュアンス。

一方、進行形は「まさに今~している」状態なので、「(いつもはどうか知らないけど)今、サッカーをしている」という意味。

他にも、「今~している」の進行形の例で、感覚をつかみましょう。

 

Are you wearing makeup?

(化粧してる?)

 

What is happening here?

(ここで何が起きているの?)

 

This PC is not working.

(このパソコンは故障中です)

 

I'm not living in Japan.

(今は日本に住んでません)

 

・③ 過去形

過去形は、現在完了形の「~したことがある」「したところだ」との区別が難しいと感じている人がいるかもしれません。

でも実は、アメリカ英語ではあれば使い分けは気にしなくても大丈夫です。

なぜなら、ネイティブもほとんど過去形と現在完了形の使い分けをしていないからです。

例えば、次の現在完了形の例文。

 

Have you ever tried to eat Natto?

(納豆を食べたことがありますか?)

 

過去の経験について話すときは、基本的に現在完了形をつかいましょうと学校で習いましたが、過去形でもOKなんです。

 

Did you ever eat Natto? => これでも正解!

 

・過去形の例文

She went to the museum yesterday.

(彼女は昨日美術館に行った)

 

When did you go to Disneyland?

(いつディズニーランドへ行ったの?)

 

I didn't know they broke up.

(彼らが別れたことを知らなかった)

 

・④ 未来形

 

・"will", "進行形"、"be going to"を使い分ける

未来形はいつも"will"でいいとは限りません。

未来形は"will"、"進行形"、"be going to"の3つあり、次の表のように使い分けます。

 

  • will = 「~すること」がまだ決まっていない/たった今決めた
  • 進行形 = 「~すること」が既に決まっている
  • be going to = いつでも使える!

 

学校の教科書には、予定が近いなら進行形、遠い未来ならwillと習ったかもしれません。

でも本当は、未来にすることがすでに決まっているかどうかで"will"なのか"進行形"が決まります

 

・"will"を使うとき

"will"は「~することがまだ決まっていない」か、「たった今決めた」時に使います。

 

I think he will come to the office tomorrow.

(彼は明日、会社に来ると思う)

 

彼が来るかどうかは決まっていないので、"will"を使っています。

 

I'll call you later.

(後で電話するね)

 

電話をしようと決めたのはたった今。こういう場合も"will"

 

・進行形を使うとき

一方、"進行形"は「未来に~すること」が、すでに決まっているときに使います。

 

My mother is coming to my house next year.

(私の母は来年私の家に来ます)

 

この例では、「お母さんが来年家に来ることが、前から決まっていた」ということです。

来年は少し先の話ですが、遠い未来のことだろうと、近い予定についてだろうと、前から決まっていることなら「進行形」を使います。

 

・be going toはいつでもOK

最後の"be going to"は、いつでも使うことが出来る、便利な存在。

つまり、予定がすでに決まってても、決まってなくても、いつでも使えます。

 

My mother is going to come to my house next year.

I think he is going to come to the office tomorrow.

 

ちなみに、会話では「ガナ」と発音します。

 

I'm going to buy that book.

(アムガナバイダッブック)

 

He is going to sleep late.

(ヒズガナスリィープレイト)

 

未来形の"will"、"進行形"、"be going to"について、さらに詳しくは、こちらの記事を読んでみてください。

【gonnaの意味と使い方】willや進行形との違いを解説します

続きを見る

 

・"if"や" when"のあとは、未来のことでも現在形にする

英語では、話している内容が「現在」「過去」「未来」のことなのかはっきりさせることが大事です。

時制を適当にしてしまうと、話しが上手く伝わらなくなってしまいます。

ですが、未来形に関しては、たとえ未来のことでも現在形で表す例外があります。

 

例えばifに続く文の時は、未来の内容でも現在形にします。

 

I'm going to join that party if you go.

(君が行くなら私もパーティに参加する)

 

「君が行く」のは未来のことなんですが、現在形にしてますね。

"if"のほかに、次の接続詞に続く内容は、未来のことでも現在形で表します。

 

  • when
  • before
  • after
  • until

 

I will call you when he arrives.

(彼がついたら、電話するね)

 

Let's play tennis before it starts raining.

(雨が降る前に、テニスしよう!)

 

I'm going to eat cakes After I finish my homework.

(宿題が終わったらケーキを食べよう)

 

I will stay here until the snow stops.

(雪が降りやむまで、ここにいます)

 

・2.少し長い文も作れるようになる

 

文頭に2、3語付け加えるだけで、少し長めの英文も簡単に作れます。

例えば、文頭に"I'm glad"を足して、次のような文を作ることができます。

 

I'm glad it's sunny today.

(天気が晴れでうれしい)

 

文頭の "I'm glad"以降の文は、過去のことなら過去形、未来のことなら未来形、普段していることなら現在形、今まさにしているところなら進行形にします。

 

I don't know he goes to school.

(彼が学校に行っているのか知らない)

 

I'm sorry she broke up with Tom.

(彼女がトムと別れてしまったのは残念)

 

*"I'm sorry"は「ごめんなさい」の他に、「~で残念」と表現できます。

 

I hope he's going to come with us.

(彼が来てくれるといいね)

 

I heard you bought that car.

(あの車を買ったって聞いたよ)

 

I'm worried I'm not going to pass the exam.

(試験に落ちるんじゃないかって心配)

 

It's not good you said so.

(そんなことを言うなんてよくないよ)

 

・3.細かいことにこだわらないほうが、英会話は上達する

 

日本人は、英語の細かいところを気にし過ぎることが原因で、英会話がうまくできない人が多いです。

例えば、今回説明した時制についても、「何で、未来のことを現在形で表すんだろう?」など、気になる人もいるかもしれません。

 

でも、「よくわからないけど、そういうもんなんだ!」と、あれこれ考えずに会話で使っていくほうが、英語は早く上達します。

 

たしかに、数学の問題や、何か複雑なことを問題解決するときに「なぜだろう?」を掘り下げるのは大切なことです。

でも英語に関して言えば、難しく考えるよりも、新しく知ったことをシンプルに覚えて、使っていくほうが成長が早い

 

英語はスポーツに近いので、考えるよりも慣れです。

てことで、複雑に考えがちな英語の「時制」に関しても、細かいことは気にせずに、とにかくたくさん話して慣れていくのが最大のコツです。

 

・4.まとめ

いかがでしたか?

英会話で抑えておきたい時制はたったの4つ

 

  • 現在形
  • 進行形
  • 過去形
  • 未来形

 

学校ではもっと複雑な文法事項を習いましたが、英会話で使われる時制のほとんどは基礎の4つの時制になります。

現在形、進行形、過去形、未来形を使い分けるだけで、ネイティブのように会話することができるんです!

 

英会話で時制についてわからなくなったら、ぜひ今回の記事を読み返してみてください。

ネイティブと話す数をこなしつつ、わからないときは記事を読み返すの繰り返しで、「時制」を習得できます。

コツコツ継続して頑張りましょう!

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