今回の記事ではこんな疑問を解決していきます。
この記事の内容
- 「悲しい」の英語表現12選
- 「悲しい」を英語で表現する方法
「悲しい」と言っても、2,3日経てば忘れられるぐらいの「悲しみ」もありますし、すぐには立ち直れないほどの大きな「悲しみ」もあります。
シチュエーションや悲しみの度合いに応じて、自在に気持ちを表現できるようにしていきましょう。
目次
・1.「悲しい」の英語表現12選
シチュエーションや、「悲しい」の度合いに応じて、英語表現を紹介していきます。
① Sad
一番スタンダードな「悲しい」を表す形容詞。
落ち込んでいたり、がっかりしている時ならいつでも使えます。
I'm sad that you can't come to the party.
(あなたがパーティに来ないのは悲しいです)
I feel sad my trip to London has been canceled.
(ロンドンへの旅行がキャンセルになって悲しいです)
② Gloomy
"Gloomy"は「どんよりとした気分」の時に使える形容詞です。
人だけでなく、雰囲気やお天気が暗くてどんよりしている時にも使うことができる形容詞です。
お天気と同じように、心の中に暗くてどんよりした雲がいるように、憂鬱な気分の時に使います。
I am gloomy today.
(今日は憂鬱だなぁ)
I feel gloomy today.
(今日は憂鬱だなぁ)
He looks kind of gloomy today. Is he okay?
(彼は今日雰囲気が暗いけど大丈夫かな?)
③ Upset
"Upset"は色んな "嬉しくない" 感情を表すことが出来ます。
「怒り」「悲しみ」「がっかりしている」「動揺している」など。
自分にとって"こうあって欲しい"と思っていた予想が外れて、ネガティブな感情を抱いた時に使います。
I'm really upset about what the boss told me.
(私は上司に言われたことで、ひどく動揺している)
My mom was so upset when I quit the job suddenly.
(私が突然仕事を辞めて、母はとても悲しがった)
I'm really upset about the outcome of an exam.
(私は試験の結果にがっかりした)
ちょっとショッキングなことがあって、心の中で「え・・!」とざわざわする感じ。
"Upset"は身近な人に言われた言葉でちょっと動揺したレベルから、数日引きずるような出来事まで使えます。
④ Disappointed
"Disappointed"は日本語でいうと"がっかり"が一番近い感覚。
"Disappointed"は人に対しても食べ物などに対しても使うことができます。
I'm disappointed that he failed the exam.
(私は彼が試験に落ちてがっかりしている)
My mother was disappointed in me that I quit the job in a short period.
(私がとても短い期間で仕事を辞めて、母は私に失望している)
I was very disappointed with the dishes at that restaurant.
(あのレストランの料理にはがっかりした)
"disappointed"は自分以外の誰か、何かにがっかりするときによく使います。
⑤ Discouraged
自分の目標が思っていたよりも難しくて、結局達成できなかったときに使います。
例えば、仕事でいいパフォーマンスができず、上司からも悪い評価を受けてしまった。。
「あー、こんなはずでは・・」な時はDiscouragedが使えます。
I'm feeling discouraged.
(がっかりした気分です)
I'm feeling discouraged about the performance of playing the piano at the concert.
(コンサートでの自分のピアノの演奏にがっかりしてる)
⑥ Frightened
何かを怖いと思っているときに使うのが"Frightened"です。
怖い映画を見たときや、怖い人に怒られた時など。
I was frightened by that dog.
(私はあの犬にびくびくした)
He was frightened by the earthquake.
(彼は地震を怖がっていた)
The woman was frightened that she would get lost.
(その女性は迷子になるのでは、と怖くなった)
⑦ Lonely
日本語の"寂しい"の感情です。
ずっと長い間一人で過ごして寂しい時。
家族やお友達など、誰かに会いたい時、誰かとお話ししたい気持ちのときは"Lonely"を使います。
I haven't spent much time with my family. I'm feeling kind of lonely.
(長い間家族と一緒に過ごしていません。なんだかさみしいです)
I feel lonely when I travel abroad alone.
(一人で海外旅行をすると寂しいです)
⑧ Nervous
緊張してる時、不安なときに使います。
会社でプレゼンをする前、お稽古の発表会前の「はぁ。。緊張する~。」の感情は "Nervous".
I always get nervous before I give a presentation.
(プレゼンの前はいつも緊張します)
I get nervous easily.
(緊張しやすいです)
⑨ Hurt
「傷つき、本当に悲しい」時に使います。
例えば、友達や職場の人に酷いことを言われて、すごく傷つくこともありますよね。
そんな時に英語では"hurt"を使って感情を表現します。
I feel hurt by your words.
(あなたの言葉で傷ついた)
My boyfriend hurts my feelings.
(彼氏に傷つけられた)
She was really hurt by her mother's comment.
(彼女は母が言った言葉に傷ついた)
"hurt"はもともと動詞で、「〇〇を傷つける」という意味があります。
"hurt"の後ろに"feelings"が来ると、「感情を傷つける」に。
"I am hurt"や"I feel hurt"で"傷ついた"と表現できます
⑩ Miserable
"Miserable"は、「みじめな気分」や「深い悲しみ」に対して使います。
「突然会社でクビを切られた」、「彼氏に振られた」ときに使う単語です。
"sad"より深刻で立ち直るのに時間がかかりそうなぐらい悲しい気持ちの時に使います。
My girlfriend dumped me just by email, oh I'm so miserable!
(僕の彼女はメールで僕を振った、なんてつらいんだろう)
I was fired from work a month ago. I've been looking for an another job since then. I feel miserable.
(1か月前に会社をクビになった。その時からずっと仕事を探している。惨めな気分だ)
⑪ Depressed
"Depressed"も深い悲しみ、落胆を感じるときに使う単語です。
何をやっても元気が出ない、ひどく落ち込んだ時に使います。
例えば、「大切な人がが亡くなった」時など。
She felt deeply depressed when her husband died.
(彼女は旦那さんが亡くなったとき、ひどく落ち込んでいました)
"depressed"は、be動詞を使う時と、"feel"を使う時で深刻度が違います。
ニュアンスの違い
I'm depressed. :私は鬱病になった
I feel depressed:私は落ち込んでいる
⑫ Heartbroken
"Heartbroken"の意味は "傷ついた心"ですが、もっぱら失恋したときに使います。
失恋して傷ついているときの英語表現がこちら。
My boyfriend dumped me. I am heartbroken now.
(彼氏に捨てられました。今傷心中なんです)
My heart is broken.
(失恋中です)
・2.「悲しい」 を英語で表現する方法
「悲しい」「うれしい」「怒っている」といった感情は、be動詞で簡単に表現できます。
be動詞は元々「~の状態だ」という意味。
be動詞の後ろに形容詞、もしくは 動詞の受動態をくっつけると自分の感情を表現できます。
感情を表現したいときbe動詞 + 感情系の形容詞 or 動詞の受動態
・「be動詞+ 形容詞」で表現する
「be動詞 + 形容詞」の英語表現の例を見てみましょう。
I am sad.
(私は悲しいです)
"sad"は"悲しい"という意味の形容詞。
・「be動詞 + 動詞の受動態」で表現する
「be動詞+ 動詞の受動態」でも感情を表現することが出来ます。
ということで、be動詞 の後ろは動詞の受動態になるんです。
例を見てみましょう。
I am disappointed.
(私はがっかりしている)
"Disappoint" は「~をがっかりさせる」という意味の動詞。
自分ががっかりしているときは受動態の"I am disappointed"になります。
・ "I feel~", "I have a feeling of~", "I'm feeling~"で表現する
動詞の"feel"も後ろに感情系の形容詞や動詞の受動態を置いて、感情を表現できます。
- I feel ~
- I have a feeling of ~
- I'm feeling ~
"feel"は「自分は~と感じている」という意味。
基本的にはどちらを使っても意味合いに大きな差はないです。
ただ、感情表現の「形容詞や動詞の受動態」によって、be動詞を使う場合、feelを使う場合で意味合いが変わってくるものもあります。
今回ご紹介する"depressed"もbe動詞を使うか、feelを使うかでニュアンスに違いがあります。
3 まとめ
いかがでしたか?
「悲しい」といっても、少しずつ微妙にニュアンスが違いますよね。
ネガティブな感情を伝える場面で、ぜひ試しに使ってみてくださいね!
2, 3回使えば、"sad"と同じように自然と口に出せるようになるはず。
もし気分が落ち込んだ時は、「nervousが一番近いかな・・」という風にぴったりの英語表現を確認すると記憶に残ります。