
自己紹介や面接で自分の「性格」について話すことがよくあります。
また、会話の中で他の人の話をする時、その人の「性格」について話題になることも。
そこで今回は、「性格」を英語で表現するための英単語・フレーズを紹介します。


目次
・1「性格」を表す英単語一覧
ここでは「性格」を表す英単語を11個のグループに分けて紹介します。
各グループでは、反対の意味の英単語も一緒にご紹介。
例えば、「いいひと」を意味する英単語グループでは、「よくない人」を表すものも載せてあります。


・① いい人

- 「やさしい」「親切」「人に愛情を注ぐ」「フレンドリー」な人を表す英単語一覧
| kind | |
| warm | |
| sweet | |
| pleasant | |
| good-natured |
・反対の意味の英単語:いい人じゃない人

「やさしくない」「冷たい」「親切ではない」「フレンドリーじゃない」人を表す英単語一覧
| cold | |
| unkind | |
| unpleasant | |
| horrible | |
| unfriendly |
・② コミュニケーションが好き

「人とコミュニケーションをとるのが好き!」な人を表す英単語一覧
| outgoing | |
| communicative | |
| extroverted | |
| talkative | |
| sociable |


・反対の意味の英単語:コミュニケーションをとるのが好きじゃない人

「物静か」「コミュニケーションをとるのが好きじゃない」「シャイ」な人を表す英単語一覧
| introvert | |
| quiet | |
| reserved | |
| shy | |
| taciturn |
・③ 信用できる人

「人から信頼される」人を表す英単語一覧
| reliable | |
| trustworthy | |
| loyal | |
| faithful |
・反対の意味の英単語:信用できない人

「人から信頼されない」人を表す英単語一覧
| unreliable | |
| untrustworthy | |
| disloyal | |
| unfaithful |


・④ 働き者

「よく働く人」「働くのが好きな人」人を表す英単語一覧
| industrious | |
| hardworking | |
| ambitious | |
| diligent |
・反対の意味の英単語:だらしない人

「だらしない」「怠ける」人を表す英単語一覧
| lazy | |
| idle | |
| sluggish | |
| unambitious |
・➄ 頭がいい人

| intelligent | |
| clever | |
| bright | |
| smart |
・反対の意味の英単語:頭がよくない人

「頭がよくない」「理解するのが遅い」「合理的ではない」人を表す英単語一覧
| unintelligent | |
| stupid | |
| foolish | |
| silly |
・⑥ お金を使うのが好き

「お金を使うのが好き」な人を表す英単語一覧
| generous | |
| extravagant |

"generous"は日本語で言うと、「気前がいい」に近いです。
飲み会に行って、気前よくお金を出してくれる人のイメージに近いです。
一方、"extravagant"は浪費家に近いニュアンス。
「え、またなんか買ったのー?」とかよく言われる人のイメージ。
・反対の意味の英単語:お金を使いたがらない人

「お金を使いたがらない」な人を表す英単語一覧
| economical | |
| mean |

"econimical"は倹約家なイメージですね。
「必要なものにはお金を使うけれど、無駄使いをなるべくしたくない」人は"economical"。
一方、"mean"は「ケチ」。
「割り勘の時に、すごく細かいお金にこだわる人」とか、「なかなか新しいものに買い替えない人」に近いイメージ。
・⑦ 正直な人

「正直に伝える」人を表す英単語一覧
| honest | |
| truthful | |
| sincere | |
| frank |
・反対の意味の英単語:うそつきな人

「うそつき」な人を表す英単語一覧
| dishonest | |
| liar | |
| insincere | |
| deceitful |
・⑧ 新しいアイデアを受け入れる人

「新しいアイデアにオープン」「他人のアイデアにオープン」な人を表す英単語一覧
| open-minded | |
| unbiased | |
| flexible | |
| tolerant |
・反対の意味の英単語:新しいアイデアを受け付けない人

「新しいアイデアを受け付けない」人を表す英単語一覧
| narrow-minded | |
| biased | |
| bigoted | |
| intolerant |


・⑨ 明るく余裕がある人

「明るく余裕がある」人を表す英単語一覧
| positive | |
| optimistic | |
| easy-going | |
| cheerful | |
| laid-back |
・反対の意味の英単語:暗くて余裕がない人

「暗く余裕がない」人を表す英単語一覧
| gloomy | |
| pessimistic | |
| negative | |
| miserable | |
| tense |
・⑩ 他の人の気持ちを考える人

「他の人に気遣いができる」人を表す英単語一覧
| unselfish | |
| considerate | |
| noble |
・反対の意味の英単語:自己中心的な人

「自己中心的」な人を表す英単語一覧
| selfish | |
| self-centered | |
| vain |
・⑪ 意志が強い人

「自分が実現したいことをわかってて、それに向けて行動できる」人を表す英単語一覧
| determined | |
| strong-willed | |
| strong-minded | |
| resolute | |
| confident |
・反対の意味の英単語:

「自分が実現したいことがわからない、決められない」人を表す英単語一覧
| undetermined | |
| weak-willed | |
| indecisive | |
| irresolute | |
| unsure |
・2「性格」を英語で表現する方法


ここでは、「性格」を相手にわかりやすく表現するために、以下4つを紹介します。
ここでわかること
- [基本編]「性格」を表現する方法
- [応用編]「性格」を表現する方法
- どのくらい~か「程度」を表す単語
- 「性格」を具体的に表現する方法

・① [基本編]「性格」を表現する方法:"主語 is 形容詞"
「〇〇は~な性格」は、次の表現で簡単に表現することが出来ます。
主語 is 形容詞
(主語は~な性格だ)

I am open-minded.
(私は新しいアイデアを受け入れる性格です)
She is outgoing.
(彼女はコミュニケーションをとるのが好きな人です)
My boss is reliable.
(私の上司は信頼のおける人です)
・② [応用編]「性格」を表現する方法:" I would say that 主語 is ~"

"主語 is 形容詞"の応用編で、もう少しやわらかい表現にしたいときは、次の型を使いましょう。
I would say that 主語 is ~
(主語は~な性格だと思います)
日本語で言うと「~な性格だと思います」。
断定していない表現なので、ちょっと控えめな表現をしたいときに使えます。

I would say that I'm open-minded.
(私は、新しい考えを受け入れるタイプだと思います)
I would say that she is outgoing.
(彼女はコミュニケーションをとるのが好きだと思います)
I would say that my boss is reliable.
(私の上司は信頼できる人だと思います)
・③ どのくらい~か「程度」を表す単語:"very"、"pretty"、"kind of" など
「彼は少しいい人だ」「彼女はとても正直」「私は結構なまけものだ」。
このように、「性格」を表すときに、一緒に「程度」を説明に加えたいことも。

She is really sociable.
(彼女はとてもコミュニケーションをとるのが好きだ)
Mike is pretty hardworking.
(マイクは結構働き者です)
He is a little lazy.
(彼はちょっとなまけものです)
他にも、「程度」を表す単語はこの通りたくさんあります。
「程度」を表す英単語
| 英単語 | 日本語訳 | 程度の強さ |
|---|---|---|
| very | とても | ★★★★★ |
| really | とても | ★★★★★ |
| quite | 思ってたよりも、結構 | ★★★★ |
| pretty | 結構 | ★★★★ |
| fairly | まぁまぁ | ★★★ |
| somewhat | やや | ★★ |
| a bit | 少し | ★ |
| a little | 少し | ★ |
| kind of | なんか~な感じ | - |
| sort of | なんか~な感じ | - |

・④「性格」を具体的に表現する方法:オリジナルな説明を加える
ここまで学んだことで、「彼は〇〇な人だ」「彼は〇〇な人だと思う」「彼はとても〇〇な人だ」など表現できるようになりました。
ただ、これだけだと漠然としていて、どんな人なのかイメージがつかみにくいです。
そこで、"主語 is 形容詞"の文に続けて、その人の性格を具体的に説明します。
He is very diligent.
He wakes up 5 am every day, and studies hard for 2 hours before he goes to the office.
(彼はとても勤勉です。毎日朝5時に起きて、仕事に行く前に2時間も勉強をします)


・3 どんな性格かを聞く英語表現



その場にいない誰かの性格を聞きたいときや、話している相手がどんな人なのか聞きたいとき。
「どんな性格なのかを確認する」ための英語表現を知っておくと便利ですね。


Tell me what kind of person are you?
(あなたはどんな人なのか教えてください)
"What kind of ~" = どんな~?。
"What kind of person" = どんな人となります。

How do you describe yourself?
(あなたはどんな人なのか教えてください)

What is he like?
(彼ってどんな人なの?)
ここで出てくる"like"は「好き」ではなくて、「~のような、どんな」の意味。
もし、"is"ではなくて"does"にしてしまうと、"What does he like?"で「彼は何が好きなの?」になってしまいます。

・4「性格」を英語で説明する例文

ここまで出てきた英単語やフレーズを使って、実際に英語で「性格」を説明してみましょう。
文章を考えるための参考に、こちらでいくつか例文をご用意しました。
「性格」を説明する場面としてよくあるのが「① 自己紹介」「② 他の人の性格を説明する場面」。

・① 自己紹介で自分の「性格」を説明する例文
ここでは、自己紹介で自分の性格を説明するための例文をご紹介します。
「面接」や「初対面の人との自己紹介」などで使えるフレーズです。

例文①:「面接」にて自分の性格を説明する
「面接」にて、自分がどんなタイプなのかアピールしている例文です。

(あなたはどんな人ですか?)
I would describe myself as ambitious.
I’m not comfortable with settling, and I’m always looking for an opportunity to achieve greatness.
(私は野心的であると思います。私は現状を維持するのが好きじゃないので、いつも偉大なことを成し遂げる機会を探しています。)

各フレーズで使われている単語・熟語の意味
| I am comfortable with ~ | ~に対して落ち着く |
| settling | 落ち着ける場所にとどまっている |
| look for | 探す |
| achieve greatness | 偉大な(すごい)ことを成し遂げる |

例文②:「初対面の人との自己紹介」にて自分の性格を説明する
初めて会った人に、自分がどんな性格なのかお話しするときの例文です。

(あなたがどんな人なのか教えて?)
(僕はコミュニケーションをとるのが好きなんだ。学校では僕が授業中におしゃべりしすぎて、先生たちが疲れちゃってたぐらい笑)



・② 他の人の性格を説明する例文
ここでは、自分以外の人について、その人がどんな「性格」なのかを説明する例文を紹介します。

例文①:「職場にて」他の人の性格を説明する
職場に入ってきた新人さんの「性格」を説明している例文です。

(Jackっていう新人さんに会ったよ)
(へぇ!どんな人だった?)


(そうだな、彼はおおらかな人だと思うな。リラックスしてて親しみやすかったし、同僚の前でジョークを言ってた。笑)
(彼とお話してみたいな)


例文②:「ガールズトーク」にて他の人の性格を説明する
「ガールズトーク」は日本語で言うところの「恋バナ」。
気になる人について、どんな人なのか説明する例文です。

(昨日デイビッドとデートをしたんだけど、びっくりするぐらい楽しかった)
(いいね!彼ってどんな人なの?)


(デイビッドはとても頭がいいと思う。6か国語話せるし、仕事でも3つもプロジェクトを対応しているみたい)
(彼は将来性が高そうだね!)



・5 まとめ
いかがでしたか?
「~は〇〇な性格だよ」を伝えるのはとっても簡単。
今回ご紹介した型にあてはめて、「性格」を表す形容詞を使い分ければいいだけ。
自分自身をよく表す形容詞や、よく話題に上がる人の形容詞を探して、説明する練習をしてみてください。


